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PPUSBDRV
Printer Port USB Memory Read Drive(r)

PPUSBDRVとはPC-9801BX2/PC-9821As2以降に搭載された双方向通信対応新型プリンタポート(36ピン)を使用してUSBメモリを
読み書きするハードとソフトウェア(ドライバ)の総称です。ここでは弊サークルが開発した対応ハードウェアである「PPUSBDRV」を指します

PPUSBDRVは前作「PPMMCDRV」の後継品で、主に旧PC-9801に搭載されている14ピンフルピッチタイププリンタポートとエプソン機
対応を廃止することで、最大速度を28KB/s(PPMMCDRV)から140KB/s(PPUSBDRV)まで向上させることができます(※CPU速度依存)

また通常のUSB接続とすることで、前作PPMMCDRVでは他のマシンでデータを読むのにメモリカードリーダーやサイズ変換アダプタを必要とし
読み書き作業にもう1クッション必要としたものが、ダイレクトにUSBメモリをUSB to USBで対応できるようになりました。またmicroTFカードのような
超小型メモリカードは紛失しやすいですが、USBメモリならば意図して小型のものを選ばなければ紛失はしにくいという特徴もあります

あと小さな利点ですが、TFカードなどのメモリカード系は信号的に延長に弱く、延長ケーブルも通常販路では入手が難しいのに対し
USB延長ケーブルならば家電量販店に行けば普通に手に入ります。PC-98に関わらずI/O系が背面に集中しているパソコンにおいて
延長によるフロントアクセスができるというアドバンテージは強みだと思います(というかプリンタコネクタが弱いので延長ケーブル使用推奨)

PPUSBDRV概要
対応接続コネクタ

新PC-9801/PC-9821対応ハーフピッチ36ピン(PC-H98は除く)

※具体的な対応機種は補足事項をご覧ください
・転送方式はCPU速度依存で速度は100KB/s~140KB/s程度(こちらも参考に上記補足事項をご覧ください)

フロッピーディスクとのメリット・デメリット
PPUSBDRVのメリット
・Windows機との中容量(10MBくらいまで)ファイルのやりとりが容易
・3.5インチ/5インチのメディアタイプを気にする必要がない(ほとんど3.5インチ機でしょうが)
・いちいちWindows機にUSBフロッピードライブを接続してフロッピーにコピーする手間がない
・空きフロッピーディスクを探す必要がない
・フロッピーディスクのように空き容量を気にする必要がない(1.2MBの容量制限など)
・フロッピーディスクの劣化具合を気にする必要がない

PPUSBDRVのデメリット
・認識させるのに専用ドライバが必要(1回入れちゃえばあとは楽)
・USBメモリからのブートはできない
・転送速度がCPU速度依存(とはいえ最低100KB/sは出る)
・USBメモリの相性問題がある(たまにどうしても認識しないものも!?)
・Windowsでは使えない(DOS専用)
・プリンタが使えなくなるのでDOSで印刷できない(デメリット?)

リムーバブルのライバルMOと比べて
MO:PC-98のWindows95~でも使える
MO:読み込み速度は圧倒的に速い、でも書き込み速度はPPUSBDRVに肉薄する
MO:圧倒的なデータ保持力(でもドライブの方が…)
MO:SCSI接続ならMOからブートできる
MO:SCSI/ATAPI問わず、状態のいいドライブが手に入りにくい
MO:MOメディアが新品で手に入りにくい
MO:新品MOメディアはドライブに挿入したら基本的にすぐ使える
MO:SCSIによる外付け、ATAPIによる内蔵化共々ドライブが別のPC-98間で融通しづらい
MO:SCSI接続ならばV30などの古いPC-98でもデータのやり取りができる

PP:PC-98のWindowsでは使えない
PP:読み書き速度はそこそこなので、大きなファイルはツラい
PP:データ保持力はぺらっぺら、大事なデータはこまめなバックアップを
PP:接続形態に関係なくブートできない
PP:USBメモリは新品でコンビニでも手に入る
PP:大容量USBメモリはパーテイション切ったりFAT16フォーマットが必要だったり意外と手間
PP:新型プリンタポートさえあればデスクトップだろうがノートだろうが関係なく接続することができる。SCSIもPCカードも不要
PP:PCI/CバススロットやIDEポートが全部埋まっていても関係ない
PP:14ピンの古いプリンタポート搭載機種では使えない

ちょっと趣旨からは外れますが、PPUSBDRVとドライバを入れたブートできるフロッピーディスクを1枚用意すれば
複数のPC-9801/PC-9821とのデータやり取りを向上させることができます。やってることはフロッピーディスクがUSBメモリに
変わっただけなので、どっちがどっち?と言われるとミもフタもないですが、私の場合機種間をフロッピーディスクで
やり取りするより、PPUSBDRV一式を機種間で使いまわした方が使い勝手が良いように感じます

ちなみに10メガを超えるような大きなデータを手早くやり取りする場合は素直にMOディスクを
使うか、CD-Rを使うか、SCSIエミュレータを使うかになります。PPUSBDRVはWindows機でネット
から落としてきた小容量のファイルとか、Windows機のPC-98エミュレータで開発したプログラムを
実機で動作確認するために実行ファイルを受け渡すとか、そういう用途を想定されています