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お知らせ
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現在の「RaSCSI for SC-98」は、専用のSCSIバスブリッジチップを使用している関係であまりにも製造・頒布
コストが高くなりすぎている為に、機能据え置きで部品構成をイチから見直した廉価版を開発予定です
よって、現構成のRaSCSI for SC-98は一旦終売とさせていただきます、申し訳ありません
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この度は、Project M.P.S謹製「RaSCSI for SC-98」をお買い上げ頂き、まことにありがとうございます
当変換基板は、GIMONS氏(
GIMONS DEVELOPER WORKS)が開発された「
RaSCSIテクノロジー」を
アイオーデータ製PC-9800シリーズ用SCSI-2ボードである「SC-98Ⅲ」の「セカンドバス」空きスペースに
ビルドインする形をとるCバス内蔵一体型RaSCSI変換基板となります
「RaSCSI for SC-98」の特徴
・Cバス内蔵型なので、外部にSCSIケーブルや電源を接続する必要がなくマシン周りがスッキリする
・Cバスの供給電力が足りずRaSCSI for SC-98が動作不安定になる場合は外部給電用のmicroUSB端子を装備
・外部にSCSI機器を接続する場合に、内蔵ターミネータをON/OFFできるアクティブターミネート対応変換チップを採用
・起動からRaSCSIプログラムが立ち上がるまでSCSIのデバイススキャンを一時停止させる「同期モード」をサポート
・ディスクアクセス状態を確認できる、アクセスLED用接続ケーブルを標準装備
・RaSCSIがホストになる「イニシエーターモード」サポートにより、HDDやMOなどのイメージ吸出しが可能
・D-SUB 25pin+クロス接続USB-RS-232C変換アダプタ
「MPRS-225R」(別売)を利用することにより、MS-DOS上からRaspberry PI上で動くRaSCSIプログラムをターミナルソフトを用いてコントロールすることができます
・ほか、Raspberry PI自身の機能として、有線・無線LAN接続によるファイル共有・WindowsマシンからPC-98への
ファイル受け渡し、CD-ROM ISOイメージの作成やマウントによる仮想SCSI CD-ROMの運用などができます
下準備 ~SC-98Ⅲに内蔵コネクタを取り付ける作業(信号編)
| いきなりクライマックスですが、こればっかりは製作者の手出しが出来ない所なので避けようがありません |
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SC-98ⅢのSCSIコネクタ側にある、SCSI機器内蔵用コネクタパターンの半田スルーホールを抜きます。50ピンもある
上に、奇数ピンのグランドが異様に抜けにくいので根気を要します。またスルーホールを抜いたあとの穴が小さいので、
中途半端に抜けていない穴があると付属のコネクタがなかなか挿さらないので注意してください
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無事スルーホールが抜けたら付属の内蔵用50ピンコネクタを「誤挿入防止切り欠けが外側を向くように」
取り付けます。うっかり反対に付けたら大変です。付属のケーブルが挿さらないばかりか、コネクタを抜く作業が
スルーホールを抜くより3倍大変ですので
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余談ですがこのコネクタはただの内蔵SCSI用50ピンコネクタなので、50ピンのフラットケーブルを用意すれば
RaSCSI for SC-98のほかにも、昔ながらのSCSIハードディスクや変換番長などを繋ぎ、内蔵させることが出来ます
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下準備 ~SC-98Ⅲに内蔵コネクタを取り付ける作業(電源編)
| 先ほどの内蔵用SCSIコネクタを取り付ける作業よりかなり楽です、2ピン抜けばいいだけですから |
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SC-98ⅢのCバスカードエッジ側、セカンドバスコネクタがある端に白プラスチック部品が付いています。そのすぐ側に
コンデンサが1つありますので、それを除去します(ここがCバスから5Vが取れる一番近い電源取得ポイントです)
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除去したら、付属の2ピンコネクタを「内側(部品がある方)」に向くように取り付けます
これでSC-98Ⅲの下準備は終了です
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なお、この除去したコンデンサの機能はRaSCSI for SC-98上に乗っているコンデンサで代替していますので
RaSCSI for SC-98を何らかの理由で取り外す場合は元に戻す必要があります
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Raspberry PIとRaSCSI for SC-98変換基板の準備
まずRaspberry PIにOSのインストールとRaSCSIモジュールのインストールを行います。この作業は
RaSCSI for SC-98特有の作業ではなく、RaSCSIシリーズ(Raspberry PI)全体の作業になります
導入方法は「RaSCSI」で検索すると、いくつか参考になるサイトがでてきますし、RaSCSIのドキュメントを読めば
モジュールの組み込み方などが説明されていますが、これら記事のほとんどはある程度Linuxの知識がある上で成り立つ
ものであり、Linuxを触ったことが無い初心者には非常に敷居が高いものです
そんな人たちを救済(?)するために、RaspberryPI用OSのダウンロードからインストール~各種設定~自動起動設定までを
網羅した、初心者向けRaSCSI導入書(基礎編)を執筆いたしました
「最低限これだけ設定すれば、とりあえず動かすことが出来る!
はじめてのRaSCSI導入マニュアル」
なお、RaSCSI for SC-98は「あいぼむ版」の変換基板をベースに設計されているので
RaSCSIの組み込みモジュールは「aibom」を使用してください
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RaSCSI for SC-98変換基板の組み立て手順
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1:Raspberry PIをRaSCSI for SC-98に取り付けます。取り付け後、斜めに挿さっていないか
ピンがずれていないか確認してください
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2:RaSCSI for SC-98-Raspberry PI間をネジで固定します。ピンセットで基板と基板の間に付属の
10mmスペーサーを差し込み、上から15mmのネジを差し込みます。ネジを落とさないように押さえ、
裏側にナットを仮固定しペンチで掴んでドライバーで締めます
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3:RaSCSI for SC-98(Raspberry PI組付済)をSC-98に組付けます。少し組付けづらいですが
なんとか工夫して組み付けてください
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4:RaSCSI for SC-98をSC-98に固定します。Raspberry PIをRaSCSI for SC-98基板に取り付ける手順と一緒で
付属の4mmスペーサを先に基板間に差し込み、上からネジを入れて下でナット仮止めをした後、ペンチで掴んで
固定しながらドライバーで締めます
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5:付属の超短50pinフラットケーブルと電源ケーブルをRaSCSI for SC-98に接続します。SCSIケーブルは
一応方向がありますが、物理的に反対には挿さらない構造になっておりますので多分問題ないでしょう
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左:まず先に、RaSCSI for SC-98のコネクタにケーブルの片方を差し込みます。Raspberry PIとコネクタの間に
隙間がありますので、ここに上手いことケーブルの片方を差し込んで、指などでキュッと押し込んでください
上手くいかない場合はマイナスドライバーなどでもいいです
右:もう片方をSC-98の内蔵コネクタに差し込みます。こちらは特に障害物も無いのでスッと差し込めるでしょう
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6:電源ケーブルは両極性です、どちらがSC-98側でもRaSCSI for SC-98側でも接続できるようになっています
+-逆挿しは物理的にできないようになっていますので、恐らく大丈夫でしょう
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| 完成 |
RaSCSI for SC-98のスイッチ設定
1:RaSCSI for SC-98のスイッチの設定をします。「Terminator」は外部に他のSCSI機器を繋がない場合はONにします
2:同期モード=Sync ModeはRaSCSIプログラムが立ち上がってくるまでSCSIのデバイスチェックを一時停止させる
場合は「S(ync)」モードに、後ほどリセットボタンを押してデバイスチェックを再び行わせる場合は「A(sync)」
モードにしてください
Syncモードは、RaSCSIプログラムが正常に起動することを前提にデバイスチェックを一時停止させるスイッチなので
何らかの理由でRaspberry PIやRaSCSIプログラムが起動しない場合は、そのままずっと一時停止のままフリーズします。
もしそうなった場合はPCの電源を落とし、Async(非同期)モードにしてSCSIチェックを通過させ
原因の究明に当たってください
PC-98のCバススロットに挿入します。とにかく高さがギリギリなので、一番上のスロットに挿す場合は「そおっと」
挿し込んでください、場合によってはRaspberry PIの部品をガリっとやって再起不能にする可能性があります
Raspberry PIの上面には、薄いビニールやゴムシートを貼って保護しておくと良いかもしれません
PC-98の電源を入れます。同期モードの場合は、RaSCSIプログラムが起動するまでデバイスチェックを一時停止します
何度リセットしても一時停止状態から抜け出せない(同期モード)の場合は、Raspberry PIが電力不足で立ち上がっていない
可能性があります
ネットワークに繋がっている場合はSSHで接続して、接続できない場合は立ち上がっていないか、起動途中でフリーズ
しているかもしれません
Raspberry PIはとにかく電力喰いなので、Cバスの内部電力で賄えない場合は外部のmicroUSBコネクタから電力を
供給してください。特にCバスカードで拡張スロットを埋め尽くしている場合は、電力供給能力の余裕あるなしに
関わらず外部給電にしておいたほうが、他の拡張カードやCPU・メモリなどの安定動作に安心感があると思います
電力供給回路はリレーにより自動的に切り替わりますが、切り替わり時に電流の瞬停が起こるために、動作中に
microUSBを差し込むとRaspberry PIにリセットがかかります。必ずPC-98とRaspberry PIの電源が落ちている状態で
ケーブルを差し込んでください
なおmicroUSBは繊細なコネクタなので、何か強い力がコネクタ部にかかると容易にコネクタごともげてしまいます
ある程度対策はしてありますが、どこかにコネクタ部をぶつけたとかですと耐え切れませんので、取り扱いには
ご注意ください
付属のLEDが付いた長いケーブルはアクセスランプです。必要に応じて裏面のmicroUSBコネクタの上にあるジャックに
挿し込んで使用してください。外部から電源を供給する場合は、microUSBケーブルによってはコネクタがジャックと
干渉する可能性があります
おまけでRaspberry PIに取り付けるヒートシンクがついています。元々PC-98のCバススロット内はエアフローが
最悪なので焼け石に水ですが、どうにもRaSCSI for SC-98の動作が時間が経つと不安定になる場合は
試しに付けてみてください
Raspberry PIのCPUコアに付属のヒートシンクと両面テープで貼り付けるだけです